ジェルネイルはなぜ固まる?ジェルの原理や種類を解説
ジェルネイルは固める前はジェル状の樹脂ですが、光を当てるとカチカチに硬化します。
多少の衝撃では傷つかず、水やお湯にも強いため「付けっぱなし」できるのが特徴ですよね。
ただし、
「そんな強い溶剤を爪に付けて大丈夫?」「なぜ固まるの?」と原理に不思議を覚える方もたくさんいます。
今回はジェルネイルの原理を徹底解説、原理を知って正しく楽しくジェルネイルを使いこなしてみましょう♪
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目次
- ジェルネイルはなぜ固まる?ジェルネイルの原理
- パラジェルネイルの原理とは
- ジェルネイルにまつわる噂を解説Q&A
- 美容意識高まるジェルネイル、安全に楽しもう
ジェルネイルはなぜ固まる?ジェルネイルの原理
そもそもジェルネイルはなぜ光りを当てただけで固まるのでしょうか。
ジェルネイルと同じようなものに「レジン」がありますが、レジンも光や熱によって硬化しますよね。
まずはジェルネイルが固まる原理について、ジェルネイルに含まれる成分と合わせて解説します。
ジェルネイルには何が入っているの?
ジェルネイルはネイルファッションの主流であり、知らない方はほとんどいないかと思います。
けれども、そこまで人気のジェルネイルでも「何が入っているの?」と聞かれると答えられる方は少ないですよね。
ジェルネイルの中身・素材というのはジェルネイルによって異なりますが、主な成分は5つ。
・ポリマー
・モノマー
・光重合開始剤
・そのほか添加物
ポリマーとモノマーというのはジェルネイルを構成するほとんどの成分で、両者の割合によってテクスチャの硬さが決まります。
どろっとしているのは、ポリマーやモノマーが入っているから、樹脂の主成分だからという点を頭に入れておきましょう。
さて、ではなぜジェルネイルが固まるかというと次にあげた「光重合開始剤」が入っているからです。
光重合開始剤は光を当てると化学反応を起こして固まる性質があり、これを生かしてジェルネイルのアートを作ります。
ライトによって固まるジェルネイル
光重合開始剤に当てた「光」によってジェルネイルは固まるとご紹介しましたが、その光は普段私達が浴びることのない異なる種類のものです。
また、今はネイルライトにはいくつかの種類があります。
・UVライト
・LEDライト
このどちらかのライトに対応するジェルネイルもあれば、両方に対応するジェルネイルもあるため、手持ちの道具に合わせてライトを選ぶ必要があるでしょう。
自然光や時間経過で硬化する?
光で固まるジェルネイルだとすると、
「屋外でジェルネイルすればライトがいらないのでは?」「LED照明で代用できないの?」と思う方もいます。
これはジェルネイルの原理からいうとありえないことであり、普段浴びている陽射しでもジェルネイルは硬化しません。
また、空気によって乾燥するネイルポリッシュとも異なるので、放置しても固まることはないでしょう。
だからこそジェルネイルアートは時間を考えずできる便利なものであり、自然光で硬化しないので施術する環境を選びません。
ただしUVライトの紫外線と太陽光は異なるとはいえ、長時間空気にさらされたジェルネイルはどろっとすることがあるため、メーカーが推奨する消費期限を守るようにしましょう。
パラジェルネイルの原理とは
ジェルネイルの中には、
「爪に優しい」「傷んだ爪でもジェルネイルができる」というパラジェルネイルがあります。
今、扱うネイルサロンも増えているパラジェルネイルは、最大の特徴として「ネイル塗布前のサンディングが必要ない」という点があります。
そんなパラジェルネイルはどのような原理で硬化しネイルアートになっているのか、詳しくチェックしていきましょう。
LEDライトによって硬化させるネイルジェル
通常のジェルネイルはジェルを爪表面にしみこませ、UVライトで定着します。
この方法だと少なからず自爪にダメージがかかってしまい、また爪が薄い方はライトによって痛みを感じやすいデメリットがありました。
パラジェルネイルの原理とは、サンディングをせずにLEDライトによってジェルを真空状態にし爪にくっつけるもの。
硬化後は通常のジェルネイルと同じ形になりますが、吸盤のような密着具合であるため爪にしっかりと付けることができ、さらに自爪へのダメージも減らせます。
サンディング不要で爪に優しい
ご紹介したようにサンディングが不要のパラジェルネイル。
元々爪が薄い方だと、ジェルネイルを付けてもサンディングがうまくできず、ジェルが定着しないために「ぽろっ」と取れることがあります。
特に何もしていないのに、なぜか1〜2日程度で取れてしまうこともありますよね。
パラジェルネイルだとこの現象を少なくできるため、人によっては「長持ちする」というイメージを持つことも多いです。
ネイルオフの際にリムーバーを使わない
ネイルオフの際に、リムーバーを使わないのも一つの特徴です。
パラジェルネイルは「自爪に凹凸を付ける必要がない」ため、1層だけ薄く残して次のジェルネイルをします。
ネイルで自爪が痛むのはほとんどの場合でオフのときですが、自爪に干渉しないパラジェルネイルだと続けやすいですよね。
ただし、次のジェルネイルに付け替えるのではなく、完全にオフする場合はもちろんリムーバーを使用します。
ジェルネイルにまつわる噂を解説Q&A
最後に、ジェルネイルにまつわる噂をQ&Aの形でご紹介します。
ジェルネイルの原理をもっと知り、より正しくネイルを楽しんでみてくださいね。
ジェルネイルすると「爪が呼吸できない?」
まずはジェルネイルすると
「爪が呼吸できない」という噂。
爪は空気に触れて呼吸しているため、ネイルで蓋をすると酸素不足になり栄養が足りなくなる…という説は、多くの方から聞かれます。
爪とは皮膚の角質が硬くなったものであり、呼吸=酸素は必要としていません。
そのため、ジェルネイルやネイルカラーなどいずれのネイルファッションも連続して付けていても「酸欠状態」にはならないでしょう。
ジェルネイルで二枚爪や薄い爪になるって本当?
ジェルネイルをずっとしていると、爪へのダメージが蓄積してボロボロになる…と言いますよね。
確かにジェルネイルは、何もしていない素爪と比べるとダメージが大きいものです。
ですが、ジェルネイルが直接二枚爪や薄い爪の原因になるかというと、これは少し違います。
ジェルネイルで爪にダメージが起こるのは、ほとんどがネイルオフのとき。
リムーバーを塗布する前に軽く表面をサンディングして取れやすくしますが、深く削り取ると爪表層まで傷が入ってしまいます。
また、爪が弱った状態で自爪を削るジェルネイルをすると、もちろん爪がボロボロになるのは想像に難くないでしょう。
爪の状態を見極めて、ジェルネイルの種類にもこだわると健康的な手指の状態を保ちながらネイルを続けられます。
ジェルネイルは色素沈着の原因になる?
ジェルネイルをずっと付けっぱなしにすると、色素沈着の恐れがあるという噂。
こちらはベースジェルを徹底しているとすると、色素沈着の可能性は低いです。
ただ、指にジェルが付いたままにしていたり、ネイルを取らずに数か月以上放置するとネイルカラーが何かの影響を及ぼすかもしれません。
衛生的にもおすすめできないため、ジェルネイルは3〜4週間に一度オフして付け替えるようにしましょう。
美容意識高まるジェルネイル、安全に楽しもう
ジェルネイルをしていると、普段の何気ない生活の中でも「キレイにしよう」「爪を労わろう」と美容意識が働きます。
また、華やかでお気に入りのネイルをするとテンションも上がりますよね。
ジェルネイルはおしゃれに便利なので、原理を良く知り正しく活用してみましょう。