ジェルネイルは太陽光で硬化する?ジェルネイルが固まる仕組み

ジェルネイルは光を当てて硬化させる特性を持ちますが、このとき「UVライト」を使うことから
「じゃあ太陽光でも硬化できるのでは?」と思う方は多いです。
結論からいうと、ジェルネイルは太陽光では硬化しません。
では、なぜジェルネイルは硬化するのか、今回はジェルネイルが固まる仕組みからジェルネイルの特徴まで、知っているようで知らないジェルネイルの世界を解説します。
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目次

ジェルネイルはUVライトなどを当てて硬化することにより、立体感のあるアートや水・お湯にも耐えられる強度が出ます。
ただ、このライトはいわゆる紫外線。
「じゃあ太陽光でも硬化するのでは?」と思う方は意外と多いです。
そこで、まずはジェルネイルが硬化する仕組みを知り太陽光でも硬化するのかどうかをチェックしていきましょう。
ジェルネイルが硬化する仕組み
ジェルネイルが硬化する仕組みとは、まさにUVライトを当てることでジェルの成分が化学反応を起こすからです。
このライトにはUV以外のものも含まれますが、ライトの種類は次の項目で確認してくださいね。
ジェルネイルは硬化前はジェル状の樹脂ですが、ライトに当てると成分が働くことにより、かちかちと硬化します。
このライトを利用してラメを一緒に閉じ込めたマグネットジェルや、偏光パウダーを使ったオーロラジェルなどでアートも楽しめます。
ジェルネイルはなんで太陽光で硬化しないの?
光を当てることで硬化するジェルネイルですが、
結論からいうと太陽光では硬化しません。
それは紫外線の種類に違いがあり、太陽光の紫外線にはA、B、C波の3種類があります。
太陽光にはこの3種類が含まれていますが、ネイルライトには主にA波が含まれます。
このA波は日焼けで真っ黒になるというよりも、皮膚の深層に影響を及ぼしその後くすみやシミといった症状で現れます。
ただし短い時間でもネイルジェルには作用する特徴があり、太陽光と比べるとA波に特化したネイルライトだとはるかに短い時間で硬化できるのです。
太陽光でも硬化は絶対にしないかというとそうではありませんが、真夏の炎天下でも数分以上はかかるうえ、ずっとガードなしに手を太陽光に晒すと日焼けするのは免れません。
そのため、
ジェルネイルは一般的に太陽光では硬化しないと考えられています。
放置したジェルネイルが硬化する理由
説明したように、太陽光でも
「絶対に硬化しない」とは言い切れません。
放置したジェルネイルがいつのまにかどろどろしていたり、色褪せが見られたりするのは、ジェルネイルが太陽光によってある程度の化学反応をしたと考えられます。
そのため、ジェルネイルは正しい消費期間を守り、保管するときは日陰に置いてしっかりカバー・ふたをしましょう。
そうそう太陽光で硬化することはありませんが、一度どろっとしたジェルネイルは品質的にも劣化しているので、交換して新しいものを使うのがおすすめです。

ここからはジェルネイルに関するよく聞かれる
Q&Aを集めました。
一つずつチェックしていきましょう。
太陽光でドロドロに。ジェルネイルは戻せる?
放置したジェルネイルの硬化が始まってしまったり、アートに夢中になるあまり乾いてしまったりと、思いもよらない硬化で悩むこともありますよね。
この硬化する化学反応は一度起こると元に戻すことができず、例えるなら「生卵に熱を入れたらいくら冷やしても戻らない」のと同じです。
爪先で硬化したジェルは削り取ってオフしやり直す、ジェルボトルごと固まってしまったものは新しいものと交換する必要があります。
UVライトは太陽光と違うの?日焼けする?
UVライトは太陽光とは違うの?という点も気になりますよね。
先ほど「UVライトにはA波が含まれる」と説明しましたが、紫外線A波は直接的な日焼けにはならないものの、
皮膚の深層で蓄えられピークを迎えると肌表面にくすみとして現れます。
とはいえ、UVライトは太陽光と違って短時間・威力も弱いのが特徴です。
ネイルライトそのものでは日焼けしないと考えられるでしょう。
例えばネイリストがネイルの練習を連日行っていたり、ネイルの付け替えスパンが短かったりすると、「がっつり日焼けしたとは言えないけれど、くすみが目立つようになった」と感じる方はいるようです。
気になるようならネイルライトに手を入れる前に、手肌に日焼け止めを使う・手袋をするといった対策で防げるでしょう。
通常はネイルライトを使用するのは1か月に1度程度であり、日焼けには気を配る必要はありません。
UVライト以外の方法で硬化できる?
日焼けが気になるなら、UVライトを使わない方法で硬化もできます。
ネイルライトはジェルネイルの特性に合わせて使い分ける必要があり、さらにライトは3種類に分かれます。
・UVライト…先発品、従来はほとんどがUVライトを使用していた
・LEDライト…後発品、現在のジェルネイルはLEDライトに移行中
・UV-LEDライト…どちらの専用ジェルも硬化できる最新のネイルライト
最近はUVライトよりもLEDライトに変わっているため、気になるならLEDライト専用ジェルを利用するとよいでしょう。
LEDにもブルーライトが含まれるため、ずっとあたり続けると肌への影響は及びます。
とはいえブルーライトは人体に影響が起きにくいとされており、過剰なLEDカットは必要ないとの見解も出ているので、心配することが少ないのがメリットです。
太陽光を生かしたジェルネイルとは?
太陽光は硬化するために使えるとはいえませんが、ネイルアートの中には太陽光を生かしたものもあります。
例えば、
・体温や外気温によって色が変化するネイル
・偏光パウダーなど光の加減でビジュアルが変わるネイル
・マグネットやフラッシュネイルなど、ラメを生かしたネイル
このようなネイルは外で見るのと屋内で見るので違った見た目が楽しめるので、太陽光を味方につけるネイルを楽しむのもおすすめです◎
ジェルネイルの固まる仕組み、ネイルは太陽光で硬化するのかどうかをご紹介しました。
ジェルネイルの仕組みは必ずしも知る必要はありませんが、知識として身につけておくとよりジェルネイルを楽しめます♪
正しい知識を持ち、今まで以上にネイルファッションを満喫してくださいね。